行雲流水
2017年12月19日(火)8:54
【行雲流水】(文化の光 満ところ)
沖縄県文化協会から、下地和宏氏が「功労賞」、斉藤葉彩氏が「奨励賞」、宮古フロイデ合唱団が「団体賞」を受賞し、その祝賀会が催された
▼下地和宏氏は宮古郷土史研究会の会長として、会の郷土史研究と、その普及に努めた。博物館協議会と博物館友の会の会長としても博物館の充実発展に寄与した。また、研究の優れた実績によって沖縄文化協会賞(比嘉春潮賞)を受賞している。(すごい人だが、話は奇想天外、へんちくりんで、面白い)
▼斉藤葉彩氏は一葉式いけ花准一級上席教授。一葉式いけ花では、花や植物と自分との「間」を意識、個性を大切に、独創性豊かで自由ないけ花を目指す。宮古の自然の美しさを語り、教室の教え子たちが情操豊かで、郷土を誇る大人になることに期待を寄せた。活躍の舞台は国の内外に及ぶ。(花の先生らしく、雰囲気には花がある)
▼「宮古フロイデ合唱団(団長・下地昭五郎氏)のフロイデはベートーベンの第九交響曲の「歓喜の歌」の歓喜を意味する。同合唱団は祝賀会で高らかにこの曲を歌った。(ぼくも、意味不明でもドイツ語で歌ってみたい)。歌『宮古上布』は、郷里の歴史を踏まえていることもあって感動を呼んだ。このように、感動的なコンサートを数多く披露してきた同合唱団は結成年を迎える。市民の期待は大きい
▼受賞者を推薦した宮古島市文化協会(会長・大城裕子氏)は、百花繚乱(りょうらん)、活躍する多くの部会を結び、それぞれに光を当てている
▼『文化の光 満つところ』、市民の心豊かな生活は、皆の願いである。