医療・福祉・保育複合施設が起工/ビザライ
宮古初の企業主導型保育所も
平良東仲宗根のビザライ(勝連聖史代表)が運営する企業主導型保育所兼児童福祉施設等の工事の起工式が20日、平良の建設現場で行われた。勝連代表らが参加し、建設工事の無事故・無災害を願った。完成は来年末を予定。宮古では同保育所建設は初めて。医療・福祉・保育が合体した複合施設となる。
国は待機児童の解消策の一つとして、昨年4月に企業が従業員のために設置・運営する認可外保育施設の費用を国が助成する新制度を創設した。事業所内保育所と違い、市区町村の認可なしで補助金がもらえる。
ビザライは、企業主導型保育事業が認められて起工した。供用開始に向け、企業従業員の子供の保育の受け皿として整備。働き方に応じた多様で柔軟な保育サービスを提供する。
全体の複合施設は鉄筋コンクリート造り2階建て(延べ床面積300坪)。設計がLSDデザイン(平良玄峰代表取締役)、施工が久仲工建(仲間正人代表取締役)。
宮古神社の奥間寛次神主の祝詞奏上に続き、勝連代表らがくわ入れを行い。工事の安全を願った。
直会で勝連代表は「ここまで来られたのもいつも支えているスタッフのおかげである。地域に溶け込むのが会社の柱であり、ここから地域へ医療・福祉・保育サービスを発信していこう。特に企業主導型保育所は全国から注目されている」と述べた。