最終候補8作を選出/第1回宮古島文学賞
1月25日に入賞作決定
宮古島市文化協会の大城裕子会長らは26日、同協会事務所で会見を開き、第1回宮古島文学賞への応募作229作品の中から最終候補作として宮古島在住の森田たもつさんの作品を含む8作品を選出したことを発表した。最終選考会は1月25日に作家の椎名誠氏らが審査員を務め行われ、翌26日に入賞作が発表される。
今回新たに創設された宮古島文学賞の第1回は「島」をテーマとした短編小説を募集した結果、県内外から229作品の応募があった。文化協会の文芸部会メンバーや図書館司書、市教育委員会職員らが選考委員を務める第1次選考会が今月8日に開かれ、20作品にまで絞り込まれた後、同21日に行った第2次選考会で8作品を最終候補作として選出した。
県内からは宮古島在住の森田さんの「蝉衣(せみごろも)に吹く風」と宮古島出身で北中城村在住の玉元清さんの「笛吹川」の2作品が最終候補に選ばれた。
最終選考会は1月25日午後、市内のホテルで行われ、椎名氏のほか同じく作家のもりおみずき氏、文学紹介者の頭木弘樹氏が審査員を務める。審査結果は翌26日に発表され、2月24日には第1回宮古島文学賞授賞式・祝賀会を開催する。
会見で大城会長は「予想をはるかに上回る作品の応募があった。第2次選考会で検討した結果、最終候補を8作品に決めた。選考委員からはレベルの高い作品がそろっていると聞いている。委員の意見が分かれ選考には時間が掛かったが、最終的には委員全員が納得する結論となった」と選考過程などを説明した。
第1次選考会で選出された20作品は宮古島市文化協会のホームページ(http://miyakobunka.com/)で公表されている。