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【特集】新年号
2018年1月1日(月)9:00

新年を迎えて

代表取締役社長  平良覚

代表取締役社長  平良覚

 新年あけましておめでとうございます。

 新しい年、2018(平成30)年を迎えるにあたり、皆様のご健康とご繁栄をお慶び申し上げます。皆様方それぞれが1年間の抱負と希望を持って新年を迎えられたことと思います。

 宮古島市は昨年1月の市長選挙で下地敏彦氏が3選を果たしました。10月には市議会議員選挙も行われ、下地市長を支える与党が過半数を占めました。

 4月に宮古島市ドーム型施設「JTAドーム宮古島」が供用開始され、天候に左右されずに各種イベントが開催できるようになりました。10月には三菱地所による下地島空港国際旅客ターミナル施設整備事業が着工され、来年3月には開港が予定されています。

 12月、5万トン級のクルーズ船が接岸できる平良港漲水地区複合一貫輸送ターミナルが、暫定ではありますが供用開始されました。一連の観光、輸送のハード事業の推進は宮古島の観光産業を飛躍的に発展させるものと期待されています。

 2016年度の農業生産額は過去最高の190億円を突破しました。17年度は基幹産業であるサトウキビも、台風や干ばつの影響があったものの平年を上回る収穫が予想されます。肉用牛の生産高も40億円を超えました。そのほかの葉タバコ、マンゴー等も豊作で前年を上回る農業生産が期待できます。全般的に宮古圏域の経済状況は好調で雇用環境は大幅に改善され、企業は人材確保が喫緊の課題となっています。

 文化、スポーツに関しても特筆すべきこととして、宮古工業高校出身の比嘉大吾君がWBCフライ級世界チャンピオンとなり、10月の初防衛戦でもTKOで勝利しました。そのほか宮古高校出身の佐渡山彩奈さんがウエートリフティングのレデースカップ全日本女子選手権大会で2位となり、2020年の東京オリンピック出場を目指しています。日本学生選手権大会(インカレ)の陸上女子100メートル走で県勢初の5位入賞の佐渡山みなみさん、ハンマー投げで優勝した本村夏鈴さん、高校生の全国大会重量挙げで優勝した手登根武魁(むかい)君等、今年も学生、若者の活躍が大いに期待されます。

 文化面では11月に市総合博物館で「全国重要無形文化財保持団体秀作展」が開催され、全国の伝統の美と技の極みを堪能することができました。12月には県文化協会功労賞を2個人1団体が受賞し、宮古の文化活動が高く評価されました。

 北朝鮮の核ミサイル開発が加速され緊張が高まる中、新たな動きとして、上野千代田地区で陸上自衛隊の駐屯地建設が着工しました。昨年暮れに発表された宮古島関係の防衛予算は261億円、千代田関係で億9000万円が計上されています。その他、城辺保良地区の弾薬庫建設、海上保安庁の射撃場建設も計画されております。今後の動向を正確、公正、迅速に報道して参ります。

 さて、本紙はおかげさまで昨年11月16日に発行20000号を達成し、記念特集号を発行することができました。これもひとえにご愛読者、広告主の皆様のご支援の賜物だと感謝しております。今後も地域に必要とされる新聞として宮古島の発展と共に新鮮なニュースを発信していく所存です。本年もこれまで同様に宮古毎日新聞をご愛読くださいますようお願い申し上げます。


2018年 元旦
宮古毎日新聞社
代表取締役社長 平良 覚

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