「活力ある1年だった」/下地市長
仕事納めで訓示/豊かな島づくりを訴え
宮古島市は28日、2017年の業務を終了し同日、仕事納めを行った。下地敏彦市長は市職員を前にした訓示で、「活力ある1年だった」と振り返り「今年着手した事業が芽を出して花開く時、豊かな島になっている」と述べ、3、4年後には大きな変化が生まれることに期待を示した。「自信を持って業務に取り組んでほしい」と述べ、市のさらなる活性化へ協力を呼び掛けた。2018年仕事始めは1月4日。
下地市長は同日朝から、各支所や関係各課を回って訓示し、今年1年の働きをねぎらった。
このうち、平良港を管理する港湾課(伊計盛之課長)では、同港がクルーズ船の拠点港に指定されたことを挙げ、「今後、着々と整備を進め、将来的には14万㌧クラスが接岸できる港になる」と期待を込めた。
耐震バースの完成にも触れ「波浪時や地震などの自然災害に見舞われた場合でも、物資の搬入がしっかりとでき、市民生活が安定する」と話した。
その上で下地市長は「少なくとも50年先を見据えた街作りを考えてほしい」と呼び掛け。「来年はさらに忙しい年になる。一生懸命努力し、宮古島市発展の礎を築いているという誇りを持って業務にまい進してほしい」と訓示した。
市役所平良庁舎での仕事納め式では、今年の主要事業として▽未来創造センター建設工事着工▽JTAドーム宮古島の供用開始▽小中学校の給食費の半額助成-などを挙げ「活力ある1年だった」と職員の労をねぎらった。
下地市長はまた、来年の主な事業として▽子供医療費の窓口無料化のスタート▽上野・下地地区に認定子供園の開設▽市総合庁舎建設に着手▽下地島空港を活用したパイロット養成事業の開始-などを示して協力を求めた。