原料糖を初出荷/宮古製糖城辺工場
1500㌧を横浜へ
2017-18年期製糖操業中の宮古製糖(安村勇社長)城辺工場は6日、原料糖を初出荷した。初荷式が同工場と平良港で行われ、関係者が陸上、海上での安全輸送を祈願した。初荷の出荷量は1500㌧。大型トラック9台で港まで運ばれた原料糖は船で神奈川県横浜市へ運ばれる。
宮古製糖城辺工場での初荷式には同工場職員と陸上輸送を担当する大米建設車両部の職員が参加。安村社長らが陸上輸送で使用する大型トラックを塩と酒で清め、安全を祈願した。
安村社長は「初荷の製品は生産農家が長い時間を掛け、丹精を込めて作ったサトウキビから、工場職員が一生懸命に限りなく糖分を回収して出来上がったもの。安全輸送に努めてほしい」と呼び掛けた。大米建設重機車両部の洲鎌重信部長は「農家の汗の結晶であるこの砂糖を、安全に運ぶことを約束したい」と語った。
工場職員から拍手で見送られ出発したトラックが平良港へ到着すると、製糖工場と輸送担当の職員に加え、船への積み込みを担当する平良港運と海上輸送を担当する南西海運の職員も参加しての初荷式が行われた。南西海運の小禄大専務は「安全航海に努め、横浜まで無事に運びたい」と語った。
初荷式終了後、工場から運んできた原料糖を船倉に流し込む作業が行われた。