平良中男子、3連覇/県中学新人卓球
3月の全国大会出場へ/個人戦は宮國悠乃さんV
卓球の県中学新人選手権兼全国中学選抜大会県予選は6、7の両日、沖縄市の県総合運動公園体育館で行われ、男子団体戦で平良が優勝した。この大会3連覇を飾るとともに、3月の全国選抜大会の出場権を獲得した。個人戦では女子の部で宮國悠乃(はるの)さんが優勝。男子の部では兼島幸祐君が準優勝した。8日に帰ったメンバーを父母や学校関係者が出迎え、団体3連覇の快挙を祝った。
シングルス4、ダブルス1の勝敗で争われる男子団体戦。平良は、「シングルスは一つも落とさない」という決意で挑んだ。
そのシングルスに投入したのが九州、全国の舞台を経験している兼島君、本村葵君、牧志侑武君、本村凌君の4人。狙い通り、シングルスは予選、ベスト8リーグ、決勝トーナメントを通じて全部取り、団体3連覇をたぐり寄せた。
主将の本村葵君は「シングルスは必ず取るんだという強い気持ちで戦った。全部取れたことが勝因」と優勝を誇り、「全国も同様の戦い方でいく」と話した。
シングルスを任された4人のうち、兼島君は個人戦でも準優勝に。本村葵君と牧志君は4強に残った。
兼島君は「団体は目標を達成できたけど、個人戦の敗戦が悔しい。この悔しさを全国大会でぶつける」と気を引き締めていた。
一方、女子個人戦では宮國さんが昨年12月の大会の雪辱を晴らした。この大会3位だった宮國さんの目標は優勝のみ。自分のプレーだけを心掛けて挑んだ。
試合を振り返り、「最後まで思い切りよく自分のプレーができた。勝ててうれしい」と笑顔を見せた。
女子の部では砂川風子さんも8強に入った。
生徒たちは8日午前の便で帰島。出迎えの父母や学校関係者を前に、主将の本村君は「3連覇は皆さんの応援のおかげ。3月の全国大会ではベスト8を目標に頑張りたい」と語った。
祝福に訪れた亀川昌彦校長は「3年生が抜けた後の3連覇は簡単ではない。それをやり遂げた皆さんのことを誇りに思う」と手放しでたたえた。「この活躍は平良中、宮古の中学生の励みになる。全国大会では昨年のベスト16を上回れるよう頑張ろう」と激励した。