宮古市から交流団来島/3泊4日体験交流
多良間の児童生徒が歓迎
【多良間】多良間村と姉妹市村の岩手県宮古市の児童生徒ら10人が9日、多良間村に来島した。3泊4日の日程でホームステイをしながら体験交流を実施する
村コミュニティー施設で行われた対面式で、伊良皆光夫村長は「ようこそ多良間島へ。多くのことを体験、経験して、いろいろな思い出をつくってほしい」と歓迎した。
宮古市立花輪中学校の三浦秀明校長は「多良間と宮古市の心はいつもつながっている。たくさんのことを体験し、良い思い出ができることを期待する」とあいさつした。
訪問団の大槌元稀君は「多良間島ではたくさんの料理を食べたい。たくさんの思い出をつくりたい」、前川桜子さんは「宮古市のことを伝えながら、多良間島の文化、自然を学び、宮古市に戻りたくさん紹介したい」とそれぞれ話した。
多良間小学校の川上尚栄校長は「多良間島の人たちはいい人ばかり。多くのことを体験し良い思い出にしてほしい」と呼び掛けた。
比嘉優作君(多良間中2年)は「多良間島の文化や自然をたくさん楽しんでほしい」と歓迎のあいさつを行った。
岩手県宮古市との体験交流事業は、1859(安政6)年に宮古の善宝丸が76日間の漂流の末、多良間村の南海岸に漂着し、多良間島民の2カ月間の手厚い看護により、乗組員7人が無事に岩手県の宮古市に帰り着くことができたことが縁で、1978(昭和53)年に多良間中学校の生徒6人の交流学習を皮切りに続いており、今年度で30回を迎える。