県の発展へ連携誓う/市長会・町村長会合同年始会
【那覇支社】県市長会・町村長会主催の「合同年始会」が10日、那覇市の自治会館で開かれ、下地敏彦宮古島市長や伊良皆光夫多良間村長など県内の市町村長をはじめ、来賓の浦崎唯昭副知事、仲程倫由沖縄総合事務局次長らが出席し、県全体の発展に連携して取り組むことを誓った。
主催者を代表して、県市長会の古謝景春会長(南城市長)は「平成30年の節目を迎える中、市町村長は住民の満足度の高いサービスの推進や拡充を図り、住民生活全般にわたる安全・安心・安定の確保、住民福祉の向上、地域振興策などを含め、さまざまな行政課題に対処していきたい」と述べた。
翁長雄志知事のあいさつ文を代読した、浦崎副知事は「各市町村が持つ地域のさまざまな魅力や沖縄独自の歴史、伝統の文化、豊かな自然など、沖縄のソフトパワーを生かした経済発展、県民所得の向上に向けて取り組む」とし、「県民が安全で安心に暮らせる優しい社会を実現するため、地域医療や福祉の充実、そして、沖縄の過重な基地負担の軽減に向け、全力で取り組みたい」と強調した。
続いて、仲程次長のあいさつの後、県町村長会の高良文雄会長(本部町長)の音頭で乾杯した。
年始会を終え、下地市長は「昨年は宮古島が変わる多くの事業の芽出しができたので、今年は芽出しした事業をしっかりと育てる時期にしたい。市民の協力の下で、新しいプロジェクトを育てながら、宮古島が大きく飛躍する年にしたい」と意気込みを語った。
伊良皆村長は「昨年は農業生産額やハード、ソフト面の事業などが順調で、最高の年だった。今年も村民の健康を願いながら、村のさらなる発展のために過疎化対策や経済、教育、福祉問題などに取り組みたい」と決意を新たにした。