品質の向上に意欲/サヤインゲン
目揃えで出荷規格確認
サヤインゲンの目揃え会が12日午後、JAおきなわ宮古地区農産物集出荷施設などであり、生産者が出荷規格を確認した。A~C品の規格を共有して一層の品質向上に意欲を示した。
集出荷場には約60人の生産者が集まった。JAの担当者がA~C品の特徴をそれぞれ説明し、徹底した栽培管理に伴う品質に優れた生産物の出荷を促した。
A品については▽品種の特性がしっかり出ている▽形状、色が出ていて傷がない▽曲がりがない-などと紹介。これより劣るB品やC品の詳細も説明した。
その上で担当者は「宮古のサヤインゲンは他の産地より評価が高い。より厳しい目で見ていきたい」と品質の向上を期待。目立たない程度のくびれや先端の不稔果ほか、目立たない程度の傷の場合でも「C品」判定になる可能性を指摘して農家に理解を求めた。
また、「出荷の際に生産物を洗ってくる場合、水切りをすること。水を切らないと出荷時に黒ずみが出てくる」と注意を促した。
参加者は個別に質問したり、実際の生産物を比べたりして出荷規格に関する認識を共有していた。
生産現場での現地検討会も行い、意識を高めた。