新春の夢乗せて
親子凧揚げに34組/ライオンズクラブ主催
第28回新春親子凧揚げ大会(主催・宮古ライオンズクラブ)が14日午前、平良のトゥリバー地区で行われた。親子34組、約100人が参加。青い海の上空に色鮮やかな虹(平良など方言名ティン・ヌ・パウ=天の蛇)が現れた。趣向を凝らした手作りの宮古凧などが爽やかな潮風を受けながら天高く舞い上がり、虹をバックに新春の大空を彩った。
この日の午前9時すぎ、参加者らはアイディアいっぱいの凧を手に次々と会場に集合した。午前10時に凧揚げを開始。それから約分後に伊良部大橋から平良港沖合に架けて美しい虹が出現した。
虹と伊良部大橋をバックに数多い凧が悠々と舞う。参加者らは、凧に夢を託して家族の絆を深めた。
閉会式で、主催者を代表してライオンズクラブの下地博之会長は「今大会は面白いデザイン凧が多く揚がり、とても良かった。来年も参加してください」と激励した。
親子3世代の7人で参加した本村先也さん(52)と妻の千香子さん(47)は「美しい虹に向かって凧を揚げることができて、今年はめでたい年になりそうだ」と声を弾ませた。
先也さんが作った凧は孫の本村勇人君が大会本部に登録した。勇人君は「最優秀賞に選ばれて、とてもうれしい。おじいとおばあに感謝している」と笑顔で話した。