奥平さん、荷川取さん大会長表彰/第51回県母子保健大会
母子保健の向上に貢献
【那覇支社】「つなごう守ろう 親子の明日」をテーマに、第51回県母子保健大会(主催・県、県小児保健協会)が18日、宜野湾市で開かれ、宮古地区からは母子保健の向上に貢献した医師の奥平忠夫さん(68)と、母子保健推進員の荷川取礼子さん(53)が大会長表彰を受けた。
同大会は、心身ともに健やかな親子と明るい家庭、健全な地域社会の実現を目指し、母子保健担当者や推進員などが一堂に会して連携と母子保健への意識を深める目的で、毎年開催されるている。今回は、宮古島市など県内市町村の母子保健関係者ら約500人が参加した。
表彰を受け、荷川取さんは「私で良いのかと思ったが、今日をきっかけに初心に戻り、宮古の子どもたちやお母さんたちへの手助けができるよう、さらに頑張りたい」と喜びを語った。
大会では、表彰理由として、奥平さんは「奥平産婦人科医院を開設以来、33年間にわたって県立宮古病院と密接な病診連携を図り、安全な産婦人科医療の提供に尽力したこと」、荷川取さんは「母子保健推進員に委嘱されて14年間、保育士の資格を生かした絵本の読み聞かせや、虫歯予防の寸劇披露など、積極的に活動していること」などを挙げ、高く評価した。
主催者あいさつでは、翁長雄志知事(代読・糸数公保健衛生統括監)が「各家庭や学校、行政が連携し、地域と一体となって、妊娠から子育てまでの切れ目のない支援が重要。県は『健やか親子おきなわ21』第2次計画で策定した各種施策を展開し、今後とも母子保健対策の充実に向けて取り組みたい」と述べた。