昨年は939万6200人/入域観光客数
5年連続で過去最高
【那覇支社】翁長雄志知事は19日の定例会見で、2017年(暦年)の県入域観光客数が対前年比9・1%の939万6200人となり、5年連続で過去最高を更新したと発表した。各月が過去最高を更新するのも50カ月続いている。翁長知事は、「2021年度に観光収入1・1兆円、観光客数1200万人の目標達成に向けて取り組んでいく」と語った。
県は、入域観光客が伸びていることについて▽行政と民間が一体で行っている沖縄の認知度を向上させるプロモーション活動▽全日空(ANA)による名古屋-宮古路線の新規就航などによる国内客の増加▽シンガポール-那覇、バンコク-那覇の路
線が就航するなど海外航空路線の拡充▽クルーズ船の寄港回数増-などが理由と分析している。
2017年度の入域観光客数では、県は950万人を目標に掲げている。県の担当者は「今の状況が続けば目標を達成できるが、気を緩めず取り組んでいきたい」と意気込みを語った。
今後の見通しについて、翁長知事は「18年も、引き続き航空路線の拡充やクルーズ船の寄港の増加が見込まれる。国内、外国客ともに好調に増加すると見込んでいる」と述べた。