普天間基地は県内移設/県知事選
金城氏が個人演説会
県知事選挙に立候補した金城竜郎氏(46)=幸福実現党公認=の個人演説会が23日夜、伊良部東地区構造改善センターで行われた。金城氏は「日米安保を深め、同盟を強化することが最優先課題である国民の生命を守ることになる」と述べ、米軍普天間飛行場の移設先は日米両政府が合意した名護市辺野古案を強調し、支持を訴えた。
金城氏は23日の北朝鮮と韓国との砲撃戦に言及し、日米韓で北朝鮮を包囲し、(北朝鮮に)これ以上の戦意を持たせないことが大切。そのためには日米同盟、日米安保を深めていくことが不可欠とした。
米軍普天間基地の問題を早期に解決し、米国と朝鮮半島の有事の問題に取り組む姿勢を明確にし、日本側から働き掛ける時期に来ていると力説した。
金城氏は「アジア全体を危機に陥れる未来がいいか、普天間飛行場は日米合意した辺野古移設を県民が了解し、米国との同盟関係を維持し、安定した未来がいいのかの選択が問われている。この県知事選では県民の皆さんが理性ある判断をして、(私を)知事に押し上げてほしい」と訴えた。
同党の滝口笑女性局長は「金城候補は普天間飛行場の県内移設を主張している唯一の候補者。沖縄を守る道はこれしかないと考えている。この美しい島を守るための運動を共にしていきたい」と支持を呼び掛けた。
拓殖大学の惠隆之介客員教授は「戦後、米軍は医療、県民福祉、領土を守るという面でも大きく寄与した」と米軍との同盟関係の重要性を説いた。
最後に全員のガンバロウ三唱で初当選に向け気勢を上げた。