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行雲流水
2018年1月23日(火)8:53

【行雲流水】(新・タカドーイ)

 「みやこ少年少女合唱団歌」(作詞作曲・佐渡山力)はうたう。「花と緑の島が嶺に/明るい歌声こだまする/歌うよろこび誇らしく/集うわれらはマティダの子/伸びゆくみやこ少年少女合唱団」。1月7日、みやこ少年少女合唱団の第40回定期演奏会が開催され、オープニングにこの団歌が歌われ、続いて、数々の歌が美しいハーモニーで披露された

▼第2部では合唱ミュージカル「新・タカドーイ」が演奏され、人々のサシバへの愛着が物語の進行に乗せて歌われ、子供たちのかわいらしい衣装と演技と相まって、サシバの大群が空を覆っていた頃を懐かしく思い起こさせた

▼同合唱団の演奏には、友情や郷土愛、自然への賛歌があふれている。また、世界の名作を題材にオペレッタ(小さいオペラ)やミュージカル(音楽劇)を意欲的に取り入れるなど、常に高みを目指している

▼市民総合文化祭の常連であり、各種行事にも華を添えている。活動の舞台は広く、県内をはじめ岐阜県高山、岡山県津山、愛知県豊田の各少年少女合唱団と交歓演奏会を行っている。平成11年には、全日本ジュニアコーラス・フェスティバルに参加し「海のまほろば」を歌い、「そよ風賞」を受賞している

▼宮国貴子団長は語る。「歌は心で歌うもの、合唱は心を一つにして歌うもの」。「自分のパートをしっかり歌うと同時に相手のパートを聴いて、ハーモニーを分かち合う。このことはよき社会人の生き方そのものである」

▼澄んだ瞳で高らかに歌う子供たちの背後には、高い志の指導者たちがいる。

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