宮高軽音楽部がグランプリ/クラブコンテスト
クイチャーをロックで/県内14校が出場
【那覇支社】第1回高校・中学校軽音楽系クラブコンテスト「We are Sneaker Ages」沖縄グランプリ大会(主催・同実行委員会、リウボウストア、沖縄ファミリーマートなど)が21日、うるま市で開催され、宮古高校軽音楽部が最高賞のグランプリを獲得した。
このコンテストは、1979年に関西地区で始まり、2015年からは関東地区でも開催されている。沖縄地区での開催は今回が初めてで、全国では3例目となる。昨年8月の予選会には、県内の高校14校、中学校6校が応募していた。
グランプリ大会では、予選を勝ち抜いた14校(高校11校・中学校3校)が出場。宮高軽音楽部チームは「漲水ぬクイチャー」をロック調にアレンジした曲を披露し、民謡と若者の音楽が融合した力強いメロディーで観客を魅了した。
また、観客席からも応援の部員が掛け声を送るなど、一体となってステージを盛り上げたほか、宮古の海をイメージした青のクイチャー衣装も使って宮古をアピールした。
受賞後、部長を務める丹野志温君(2年)は「顧問の先生や学校関係者の方々、費用を出してくれた保護者に改めて感謝したいです。応援のサポーターがいることも心の支えになり、本当に良かったと思います」と喜びを語った。
また、大会に向けたリーダーを務めた奥松裕也君(2年)は「周りの皆さんにも苦労を掛けたので、結果を残すことができてうれしいです。予選会の後に指摘されたリズムの練習を徹底的にやってきました」と笑顔を見せた。
コーラスを担当した友利佳恋さん(1年)は「とてもうれしいです。民謡は、先輩の歌をずっと聞いて特訓しました。クイチャーを、もっと広めていきたいです」と述べた。