川満君、九州新人3位/高校ボクシング
全国選抜出場権を獲得
宮崎県で開催されたボクシングの全九州高校新人大会で、宮工2年の川満克己君がバンタム級で3位に入賞した。3月の全国選抜大会の出場権も獲得した。22日帰島した川満君を学校関係者が祝福し、全国大会での活躍に期待を込めた。
川満君は初戦、鹿児島代表と対戦。右フックでダウンを奪うと1ラウンドでTKO勝ちを決めた。
続く準決勝の相手は昨季インターハイで3位に入賞した東福岡の代表。第1ラウンドは押されたが第2ラウンドで挽回。第3ラウンドも互角に打ち合ったが惜しくも判定負けを喫した。
川満君は「決勝進出が目標だったので、これを達成できなかったことはとても悔しい。相手に気持ちで負けた部分があった」と唇をかんだ。反省点に「続けざまにパンチをもらうシーンがあった」と話した。
ただ、全国選抜出場の機会を喜ぶ。「選抜に出られるチャンスをもらった。さらに強くなりたい。全国では手数で圧倒し、相手を上回りたい」と強調した。
22日に帰島した川満君を学校関係者や父母らが出迎えた。川満君のほか、セコンドに入った主将の花城怜音君や、中学生部門に出場した吉永涼介君、吉永陸人君に拍手を送った。
報告会で知念健次監督は「九州の強豪を相手に子どもたちは頑張った。それぞれ次につながる良い経験を積むことができた。宮工の名を九州でアピールすることができた」と話した。
報告を受け伊志嶺秀行校長は「川満君は実力が認められて全国に行く。心技体の向上を図り、全国レベルの選手になってほしい」と期待を込めた。白井・具志堅スポーツジム宮古島応援会の下地恵茂会長も「全国の舞台で多くのことを学んでほしい」と激励した。