市長「宮古の誇り」と激励/上地さんら農水大臣賞受賞を報告
県農林漁業賞受賞者の1個人・1団体と「おきなわ花と食のフェスティバル2018」で金賞・農林水産大臣賞などを受賞した生産者らが31日、市役所平良庁舎で下地敏彦市長に受賞を報告した。上地宏明さん(下地)のサヤインゲンが初めて農林水産大臣賞を受賞したことで、宮古島のサヤインゲン拠点産地化が期待されている。下地市長は「毎年宮古から多くの賞を受賞しており、宮古のレベルの高さは誇りだ」とたたえた。
県農林漁業賞は、農林漁業の特色ある取り組みで他の模範となる成果を上げた個人・団体に贈られるもので、表彰式は1月27日にあった。
花と食のフェスティバル2018は1月27、28日に開催され、過去最高の21万人3052人が来場した。28日に表彰式は行われた。報告会で、植田修・県宮古農林水産振興センター所長は「サヤインゲンが農林水産大臣賞を受賞したことで今後の拠点産地への動きが見えてきた」と期待を込めた。
市議会の上地廣敏副議長が激励の言葉を述べた。
次いで5人が受賞者代表であいさつ。その中で上地さんは「サヤインゲンを作って5年目になる。これまで関東方面に出荷しているが、来年以降は関西方面にも出荷したい」と新たな決意を示した。
受賞者は次の通り。(敬称略)
【沖縄県農林漁業賞】園芸部門=川満幸一(カボチャ、下地)▽畜産部門=農業生産法人下地畜産(下地範昭代表、肉用牛繁殖経営、城辺)
【野菜品評会】金賞・農林水産大臣賞=上地宏明(サヤインゲン、下地)、金賞・総合事務局長賞=仲宗根稔=(トウガン・上野)
銀賞=砂川勝彦(ゴーヤー、城辺)、砂川博昭(トウガン、上野)、下地敏彦(カボチャ、下地)、宮国辰彦(カボチャ、伊良部)
銅賞=島尻秀樹(サヤインゲン、下地)、新里高一(トウガン、上野)、安田勝男(カボチャ、城辺)
【野菜産地活動表彰】おきなわブランド化貢献部門=JAおきなわ宮古地区野菜・果樹生産出荷連絡協議会オクラ専門部会(浜川正信部会長)