下地さんマイスターに/英語授業
県教委が評価し認定
優れた英語授業の実践を評価する県教育委員会(平敷昭人教育長)の英語授業発掘プロジェクトで、久松中学校教諭の下地和吉さんが英語授業マイスターに認定された。宮古地区の教諭としては3人目の認定。
プロジェクトは英語立県推進戦略事業の一環。他の模範となる優れた英語授業力を備えた教員を発掘してマイスターに認定し、公開授業等を通じて県全体の英語授業力の向上を狙う。
マイスターに認定された下地さんは2001年の採用。日々英語授業の改善に努めている。特に英語でのコミュニケーションを重視しており、「常に将来英語を使うことを想定して指導している」と話す。
今回は自身の授業のスキルアップを兼ねて認定制度に応募した。書類と授業DVD選考の1次と授業観察の2次審査を突破し、マイスターの称号を得た。
1月30日午後、宮古教育事務所を訪ねて下地政昭所長に報告した。下地さんは認定を喜び、「これからも子どもたちが生き生きと英語を使えるように一つ一つの授業とコミュニケーションを大切にしたい」と話した。
認定報告を受けて下地所長は「下地先生は生徒の能力をうまく引き出す。生徒が英語を使うことをまるで怖がらない」と評価。「認定は宮古地区にとっても大きな財産になる。今後の英語教育を引っ張っていってほしい」と期待を込めた。