模範表彰に内間智君(東小6年)ら/「教育の日」ちなみ表彰へ
18日に教育を語る市民集会
宮古島市教育委員会は8日、「教育の日」にちなむ模範児童生徒と教育功労者を発表した。模範児童生徒には、東小6年の内間智君と狩俣中3年の村田かおりさん。また、教育功労には宮古高校教諭の友利明豊さんと一般の池田俊男さんが選ばれた。4人は今月18日に開催される「市の教育を語る市民大会」で表彰される。
会見で宮國博教育長は「選ばれた皆さんは、それぞれの取り組みが周囲の模範となるなど、高く評価された。これからも取り組みを継続してほしい」と話した。
この表彰制度は、他の模範となる児童生徒や教育活動で貢献のあった人を表彰し、その活動を支えることで優秀な人材を輩出、育成することなどが狙い。
模範児童生徒の条件は、学校や地域社会で努力している▽社会に奉仕している▽文化、スポーツ面で著しい実績がある-など7項目で審査された。
教育功労は、学校教育実践活動に顕著な功労、功績が認められる者と、教育実践活動に顕著な功績があった学校関係職員などを審査し、表彰している。
内間君は、毎日進んで朝の清掃等の活動をする姿勢や態度が日々の学校生活にも表れ、学習態度も良く、成績も優秀でほかの児童の模範となっていることが評価された。村田さんは、スポーツ、文化、ボランティアなど幅広い分野で優秀な成績を収めているほか、生徒会副会長としてもリーダー性を発揮し、より良い学級、学校づくりに貢献していることが認められた。
友利教諭は、進路指導部主任や部活動指導者としてリーダーシップを発揮し教職員をまとめ、新たな学校改革に果敢に挑戦し、成果を上げて貢献していることが評価された。
池田さんは、児童生徒の俳句指導など文化の向上に貢献するなど長年、市の文化力を内外に発信し続ける活動を展開。俳句のレベルは全国と比べても非常に高く、そのほかにも国際感覚を身につけた人材育成にも貢献している。
今回表彰される4人は、児童生徒の人材育成と教育指導者の資質向上を図ることを目的とした、来年度の「市夢実現助成事業」で助成金の支給対象となる。
4人が表彰される「市の教育を語る市民大会」は18日にマティダ市民劇場で開催され、基調講演では映画『ビリギャル』のモデルの小林さやかさんが「ビリギャルが伝えたいメッセージ~誰だって原石~」をテーマに当時学年でビリだったが、1年半で偏差値を上げて慶応大学を合格した体験談を話す。
宮國教育長は「当日は2017年度の学力向上についての報告もある。宮古の小学生は全国レベルを維持しているほか、中学生はもう一息で全国水準になっていることを市民に伝えたい」と述べた。