確定申告がスタート/宮古島税務署
イータックス利用PR/まもる君に推進官辞令
2017年分所得税などの確定申告受付が16日からスターした。宮古島税務署(松浦啓署長)には初日から個人事業主など手続きの必要な人が訪れ、申告に関する相談や申告書の提出などを行った。同日には宮古島まもる君とまる子ちゃんを国税電子申告・納税システム「e-Tax」(イータックス)をPRする特別推進官に命じる辞令交付が行われた。所得税の申告受付期間は3月15日まで。
確定申告とは、前年の1年間で得た所得に対する所得税額を計算し、源泉徴収された税金や予定納税で納めた税金などとの過不足を精算する手続。事業所得がある個人事業主や、サラリーマンで給与所得が2000万円を超える人、複数の会社から給料所得がある人、給料以外の副収入が20万円を超えている人などは手続きを行う必要がある。
申告にはマイナンバーが必要で、税務署での申告にはマイナンバーを確認できる書類と運転免許証などの身元確認書類の提示が求められる。
多額の医療費を支出した人や特定の寄付をした人、住宅ローンのある人などは還付申告を行うことができる。医療費控除には今回から変更があり、控除の明細書(集計表)を提出すれば領収書の提出や提示は不要となるほか、特定の医薬品を購入した場合の医療費控除の特例が創設された。
宮古島まもる君・まる子ちゃんへの辞令交付式は宮古島税務署で行われ、松浦署長がインターネットを使うことで来署することなく申告が行えるイータックスの特別推進員を命じる辞令を交付した。
松浦署長は「イータックスを使ってもらえば、誰でも自宅のパソコンで申告書の作成から電子申告ができるので非常に便利。国税庁ホームページの確定申告書等作成コーナーを使っても電子申告ができ、印刷した申告書を郵送で提出することも可能なので利用をお願いしたい。税務署で手続きをする人は、申告締め切り間際の3日ほどは非常にたくさんの人が来るので、できるだけ早期に申告してほしい」とイータックスや国税庁ホームページの活用と早期申告に協力を呼び掛けた。
辞令を受けたまもる君は同日から21日まで、まる子ちゃんは同日のみ税務署正面入口に設置されるほか、多良間島を含む宮古島管内のまもる君19体にもイータックス申告をPRするたすきが掛けられる。