産業・経済
2018年2月18日(日)8:57
キビの春植え始まる/伊良部
農家豊作を願う
サトウキビ収穫が真っ盛りの中、伊良部では16日、キビの春植えが始まった。キビ生産農家は、植え付け機に乗り、一定の長さに切断したキビの苗を植え付け、豊作を願っていた。
この日は佐和田恵立さん(83)が春植えに着手した。植え付け面積は30㌃で今後拡大していく。
佐和田さんは「今期に春植えすると、来年の2月か3月ごろには収穫する。一つの例として、昨年7月から8月に夏植えしたキビの収穫時期とほぼ同じとなる」と説明した。
その上で「春植えのキビは夏植えのキビと比べて反収(10㌃当たりの収量)は少ないが、糖度が良い」と期待した。
伊良部地区さとうきび生産組合では、これまでキビ生産目標7万㌧の増産に向け取り組みを強化。重点目標の一つに春植え・株出しの肥培管理の徹底を挙げている。