農家の要望を集約/JAおきなわ
役職員が担い手訪問
JAおきなわの役職員らが担い手農家を訪ねる個別訪問が県内全域で行われている。宮古地区では福里秀彦常務理事らが22日、各地を回って農家の要望に耳を傾けた。今後、各農家の意見を集約してJAの事業に反映させていく。
戸別訪問は今月1日から行われている。11人の常務理事が手分けして各地の担い手農家を訪ね、JAの取り組みを伝えながら意見や要望を聞いている。
宮古地区を担当した福里常務理事は複数の農家の圃場や畜舎を回った。
平良地区ではインゲンを栽培する伊良皆雄作さんを訪ね、「農家の皆さんの現場を回りながらJAの事業内容を伝えている」と活動の趣旨を説明し、「皆さんの要望を集めて議論していきたい」と話した。
意見交換の中で伊良皆さんは、園芸施設や肥培管理に関する情報のスムーズな提供を要望。これに福里常務理事は、ハウスのリース事業やインゲン生産における県内外の情報を提供するなどして要望の一つ一つに丁寧に答えていた。
個別訪問について福里常務理事は「こうして農家の皆さんと直に話すことで普段聞けない話が聞ける」と利点を強調した。「農家の皆さんの意見や要望を聞くだけではなく、どう反映させるのかをしっかり議論していきたい」と話し、JAの事業に反映させるべく検討を進める考えを示した。