海風受け自然満喫/伊良部島マラソン
4コースに1349人完走/最長の総合は仲間が3連覇
「海風受けて、ロマン再発見」をテーマにした第19回ロマン海道・伊良部島マラソン大会(主催・伊良部地域づくり協議会)は25日、1440人が参加して行われた。参加者たちは、伊良部島と下地島の自然を満喫しながら歩を進めた。A~Dまでの4コースの完走者は1349人。完走率は93・68%だった。
大会は午前9時30分に平成の森公園をスタート。この日は青空が広がり、まずまずのマラソン日よりで、自己記録に挑戦する人や、完走を目指す人などがそれぞれのペースでゴールを目指した。
最長のAコース(21・1㌔)には354人が出場。下地島一周、白鳥岬折り返しで健脚を競った結果、仲間正彦(33)=宮古島市=が3連覇を達成。女子は青木清美(45)=同=が初優勝を果たした。
Dコースのファミリーコース(1・6㌔)には家族連れなど285人が参加。親子で手をつなぎながら会話を弾ませてピクニック気分で駆け抜けた。
沿道では地元の人たちが温かい声援を送り、エイドステーションではボランティアが冷たい飲み物などを手渡して選手たちを励ました。
ゴールには家族や友人らが出迎え。伊良部中と佐良浜中の生徒たちは、ゴールした人に完走メダルを掛けて「おめでとう」「お疲れさん」と祝福した。
親泊みなみさん(伊良部中2年)は「地域の行事に参加したいと思った。選手たちに『おめでとうございます』と言うと『ありがとう』との声が返ってきてうれしかった」と笑顔を見せた。
会場では、伊良部の特産品「うずまきパン」と「なまり節」が無料で配布された。
開会式であいさつした実行委員会の比嘉臣雄委員長は「四方を海に囲まれた自然豊かな伊良部島を楽しみながら走ってほしい」とあいさつ。下地敏彦市長と佐久本洋介議長は「最後まで頑張って」と参加者を激励した。