社会・全般
2018年3月5日(月)8:56
親族集まり祖先に感謝/旧十六日祭
後世の正月祝う
旧暦1月16日に当たる3日、市内各所の墓地は旧十六日祭(ジュウルクニツ)で墓参する家族連れが多く見られた。先祖の墓前に親族が集まり、皆が元気であることを報告するとともに、今年1年の家族の健康を願った。
この日のために島外などから帰省する人も多く、市内各所の墓地は、多くの供え物を手に訪れた家族連れでにぎわった。
伊良部佐良浜にある仲間家の墓では、先祖の墓をきれいに掃除し、親族がそろうと、墓前に線香を立てたり、供え物をしたりして、感謝の祈りをささげた。仲間成行さん(66)は「家族が健康で、頑張れるように」と願った。
沖縄本島からこの日のために娘と里帰りした仲間由美子さん(47)は「家族が元気でいられるのも先祖のおかげなので、手を合わせて感謝した。大切な行事なので、子どもたちにも伝えていきたい」と話した