11/25
2024
Mon
旧暦:10月25日 仏滅 癸 
政治・行政
2018年3月9日(金)9:00

市議会予算決算委員会/歳入でドーム「使用料」大幅減

一般会計当初予算案について質疑を行った予算決算委員会=8日、市議会議場

一般会計当初予算案について質疑を行った予算決算委員会=8日、市議会議場

18年度一般会計予算を可決

 

 開会中の市議会3月定例会は8日、2018年度の一般会計当初予算案について審議する予算決算委員会が行われ、活発な質疑を経て同案は可決された。歳入の質疑ではスポーツ観光交流拠点施設(JTAドーム宮古島)の使用料について複数の市議が質問。歳入面で、同施設の「使用料」が前年度比で約6割減となったことを受け、同施設の整備基本計画の見直しや新たな運用計画の策定などを求める声が上がった。
 
 
 18年度一般会計当初予算案における予算総額は372億1600万円。同委員会が年度当初予算案について、質疑を行うのは今回が初めて。
 

 今回可決された当初予算案に対する審議内容ついては、27日に予定されている最終本会議に報告されて、「可決」「否決」の最終的な判断が下される。
 
 
 同拠点施設の使用料については、17年度一般会計当初予算案の歳入で1100万円余を計上したが、18年度は415万円余に減額となった。
 

 減額理由について、観光商工局の垣花和彦局長は「17年度は同施設の整備基本計画に基づいて予算を計上した。今回はこれまでの実績を基にして減額となったが、それは使用料の落ち込みが理由で、減免が予想以上に大きかった」と述べた。
 質問した濱元雅浩氏は、計画を大幅に下回っている現状を踏まえて、同基本計画の見直しや新たな運用計画の策定などを市に促した。
 

 さらに、國仲昌二氏も「減免が思ったよりも大きかったとの答弁だが、施設使用料の減免は条例事項だと思う。市の裁量で自由に減免できるのか」と質問した。
 

 垣花局長は、減免について「条例規則で定められている」とした上で、使用料の免除は市が主催の場合は「全額」、市が共催の場合は「半額」となっていることを説明した。
 

 また、公共的団体が行政の活動協力などで使用する場合は「全額」で、保育所の運動会や高齢者が利用する場合のほか、中学生以下の利用も「半額」となっている。
 

 國仲氏は「市が示してきた基本計画よりも現状は大きく違う。計画そのものを見直す必要があると思う」と訴えた。
 

 そのほか、廃家電を沖縄本島に移送する際に活用される離島対策事業協力助成金(家電リサイクル)の歳入については、1045万円を計上。
 

 新年度は現在、市の不手際で島内に保管されている5カ月分の廃家電も含めて、17カ月分の費用として3486万円を計上し、同助成金は、移送費用の3割助成となっていることも説明された。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!