クッキーで交通安全PR/ホワイトデー作戦実施
交通安全は家庭から
交通安全は家庭からをモットーに「交通安全ホワイトデーお茶の間訪問」が14日、伊良部、国仲、佐和田地区など約200世帯の住民を対象に行われた。交通ボランティアら約40人が参加し、交通死亡事故連続発生に伴う非常事態宣言(交通事故発生非常事態宣言)、余裕を持った焦らない運転や疲れた状態では運転しないなどと記されたチラシとクッキー入りの菓子袋を配布し、同非常事態宣言を周知し、交通事故防止を呼び掛けた。
家庭訪問に先立ち、宮古島署仲地駐在所前で行われた出発式で、宮古島地区交通安全協会の新里孝行会長が「交通死亡事故が発生し、非常事態宣言を発表している。伊良部地区で皆さんと一軒一軒回り、交通安全思想を訴えていこう」と呼び掛けた。
宮古島署交通課の中地誠課長が「交通死亡事故が連続して伊良部で発生している。3月2日からきょう14日までに、伊良部島で飲酒運転が2件、無免許が1件検挙されている。今後、車の量も増えることが懸念される。皆さんから各家庭に交通安全を呼び掛けてほしい」とあいさつした。
出発式後、参加者が4班に分かれ、およそ200軒を家庭訪問し、交通安全ワンポイントアドバイスをするなど、交通安全思想の高揚と啓発を図り、交通安全を呼び掛けた。
また、同署が県土木事務所の協力を得て、13日から伊良部大橋の久松、伊良部両側に設置されている電光掲示板に「死亡事故発生、非常事態宣言中」「居眠り、飲酒運転の禁止」「速度を守ろう、ヘルメットの着装」などが表示され、同大橋を走行するドライバーに注意を喚起している。
宮古島署管内で2月26日から3月1日までの4日間に、2件の交通死亡事故が発生したことを受け、宮古島市、宮古島署、宮古島地区交通安全協会は2日、「交通死亡事故連続発生に伴う非常事態宣言」を発表した。