行雲流水
2018年3月17日(土)8:54
【行雲流水】(3・1節 記念辞)
3月1日。韓国の祝日で私たちにはほとんど関係のないことだが今回ばかりは趣がちがった。この日は、韓国の大統領にとって日本を批判して国民の愛国心を煽り立てながら大衆の支持を得る特別な反日デーなのである。韓国大統領のこの日の祝辞全文(徐台教、ソ・テギョ訳)を手にして日本非難がいかに凄まじいものであるかを思い知らされた
▼文在寅韓国大統領は「間違った歴史を私たちの力で立て直さなければなりません」と呼びかけて竹島(韓国では独島)は「日本の韓半島侵略の過程で強制占領された私たちの土地だ」と主張し「慰安婦問題の解決においても加害者である日本政府が『終わった』と言ってはいけません」と断じた
▼彼の言う「間違った歴史」とは韓国の身勝手な主張に過ぎない。竹島は17世紀の中ごろには日本の領土として確立していたといわれていて1952年のサンフランシスコ講和条約でも日本の領土であることが確認されている。にもかかわらず講和条約発効の直前に竹島を取り込んだ李承晩ラインなるものを設定して韓国領だといいだした
▼慰安婦問題は朴前大統領の告げ口外交をきっかけに日本国内ではいろいろ論議されてきて韓国政府との最終的な解決にいたったし、朝日新聞はキャンペーンまで張った慰安婦問題を誤りであったと認めた。竹島にせよ慰安婦問題にせよ間違った歴史認識を持っているのは韓国ではないのか
▼身勝手な歴史認識を土台に日本をこき下ろしておきながら文大統領は意味不明な言葉で続ける「私は日本に特別な待遇を要求しません」「真実の反省と和解」を願うだけだと
▼反日姿勢を誇示する大統領を人々は喝采して受け入れているのが韓国の現状のようだ。