東大生4人が勉強指南/伊良部
小、中学生31人受講
伊良部地区の小中学生が現役の東京大学生から勉強を学ぶプログラム・東大生講座in伊良部島2018(主催・同実行委員会、共催・東大NETアカデミー)が24日から6日間の日程で開幕。初日は伊良部公民館で開講式が行われた。講師を務める4人の東大生が自己紹介をしたほか、受講生31人の代表が講座参加への思いを語った。
同講座は、児童生徒のやる気と学力のさらなる向上を図ると共に、東大生との交流を通して児童生徒が将来の進路選択を広く深く考える機会につなげることなどを目的に開催されていて今回で4回目を迎える。
今年の同講座には今回で参加が3回目となる藤田隼人さん(大学院総合文化研究科広域科学専攻修士1年)をはじめ、前田翠さん(大学院工学系研究科社会基盤学専攻修士2年)、毛利源さん(工学部航空宇宙工学科システム学専攻3年)、大山健太さん(工学部機械工学科3年)の4人が講師として来島した。
講座には伊良部、佐良浜の小中学校4校から中学2年生5人、同1年生2人、小学6年生7人、同5年生16人、同3年生1人の計31人が参加。
開講式では実行委員会の伊計高秋委員長と佐良浜中学校の友利克彦校長があいさつしたのに続き、受講生を代表して伊良部中学校2年の佐和田香愛さんが「受講しようと思った理由はこの機会に勉強が好きになれたらいいと思ったから」などと語った。
講師を務める東大生は一人一人自己紹介を行い、「勉強を通して何か感動できるものを共有したい」、「みんなの学習意欲を上げたい」、「遠い存在と思うかも知れないが身近に思ってもらいたい」、「大学でどんな勉強をしているのかという話もしたい」などとそれぞれが語った。
講座では25日から28日まで伊良部公民館で算数・数学、国語、英語の授業を行い、最終日の29日に実力テストを実施。同日午後の閉講式で終了となる。