社会・全般
2018年4月5日(木)8:57
日本一小さいクサゼミ
早くも「ジージー」
イワサキクサゼミが4日、平良北部地域の草むらで「ジージー」と体を震わせながら鳴いているのが確認された。セミの仲間では日本で最も小さいセミ。宮古ではさわやかな春の季節を迎える。
この日は、多良間村仲筋で午後0時44分に26・4度の最高気温を観測。4月下旬並みの気温。宮古空港(鏡原)では最低気温19・4度を記録した。
セミの腹部はオレンジ色で、羽の脈は緑色。全長2㌢ほど。
4日午前に確認されたイワサキクサゼミは2匹で、葉の上で腹部を持ち上げ「ジージー」と鳴いていた。
沖縄本島の一部地域、久高島、宮古・八重山に分布する。
きょう5日は二十四節気の「清明(せいめい)」。春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔(しょうじょうめいけつ)」を略したもの。沖縄本島などでは「清明祭(シーミー)」と言い、先祖の墓に親戚が集まり、酒や重箱に詰めた料理を供えて供養する習慣がある。