指定管理施設を視察/市議会総務財政委
海宝館など 3月議会審査で混乱
市議会総務財政委員会(山里雅彦委員長)は6日、市議会3月定例会での審査で提出資料の不備や数字の誤りなどにより途中で審査が打ち切られるなどの混乱を来した指定管理者の指定についての議案が提出されていた伊良部の市総合交流ターミナル・てぃだの郷と城辺の宮古島海宝館を視察した。施設の状況を確認すると共に運営などについて指定管理者から説明を聞いた。
2施設の指定管理者の指定については市議会3月定例会の総務財政委員会でも、本会議でも採決の際、賛否が分かれたことから挙手による採決を行い、賛成多数で可決となった。
てぃだの郷、海宝館を視察した委員らは館内施設を見学しながら設備の現状や利用状況、運営上の課題などについて指定管理者から説明を聞いた。
委員からは、委員会審査に混乱が生じた原因は資料に問題があったからと指摘し、しっかりとした資料作成を行うよう求める声などが挙がった。
山里委員長は今回の視察について「3月定例会で指定管理についていろいろと議論があった。市の財産は市民の財産としてしっかり指定管理者が管理を行えているのか、しっかりと運営してほしいとの思いから視察に来た」と説明する。
視察した感想については「市の観光の一翼を担っている施設。観光客の増加に貢献していると思う。指定管理者は施設をしっかりと活用してほしい。今回の視察で確認したことを今後の指定管理制度の充実につなげたい」と語った。
今回、同委員会では城辺の郊外型エコハウスの視察も併せて行った。