友利、砂川さん/消防士の第一歩
県消防学校入校式
【那覇支社】県消防学校第50期初任教育の入校式が10日、中城村の同校体育館で行われた。宮古島市消防本部の友利周作さん(25)や砂川泰基さん(22)ら、県内15の消防局・消防本部に今春採用された18~28歳の54人が、消防士としての第一歩を踏み出した。
式では一人一人の名前が読み上げられた後、入校生を代表して、米須一斗さん(23)=比謝川行政事務組合ニライ消防本部=が力強く宣誓した。
入校生は寮生活をしながら、消防活動に必要な知識や技術を身に付けるため、9月まで厳しい教育訓練に臨むことになる。
安里尚司校長は式辞で「厳しい訓練の連続だが、みんなで一致団結して、どんな困難にあっても、ひるまない、挫けない不撓不屈の精神で乗り越えてほしい」と激励した。
来賓の翁長雄志知事(代読・謝花喜一郎副知事)は「沖縄の安全安心を担う消防組織を支える一員として、住民の期待と信頼に応える消防職員となるよう期待したい」とあいさつした。
入校式を終えて、友利さんは「消防の知識や技術はもちろん、気力や体力をしっかり持った消防士になりたい」、砂川さんは「これから半年間は厳しい訓練が続くが、同期のみんなと笑って卒業できるように頑張りたい」と、それぞれ意気込みを語った。