宮古島海中公園 入園者数9万9210人/2017年度
過去最多を記録/クルーズ船寄港が好影響
宮古島海中公園(鳥海喜代志園長)の2017年度の入園者数(海中観察施設)が、過去最多の9万9210人を記録した。鳥海園長は、クルーズ船の寄港、空の便の増便などによる観光客の増加が影響しいていると分析している。昨年度は約2万5000人がクルーズ船客で、それ以外は国内からの観光客が占めているという。
これまで実施してきた関西、関東での観光誘致活動も奏功し、旅行会社との関係も強くなり、商品に同公園が組み込まれたことも入園者数増の要因になっている。また、台風の影響による閉園などもそれほど多くはなかったという。
鳥海園長は「昨年度の実績を踏まえて、空の便も増えることから、今年度は10万人を超える来園者数が見込まれるのではないか」と期待している。
クルーズ船寄港などの影響で、昨年8月の入園者数は1万3024人で、1カ月の入園者数としては最多となった。
同公園は2011年4月にプレオープンし、7月にグランドオープンした。1年後の12年7月には入園者数10万人、14年4月には20万人を達成した。
初年度(2011年度)入園者数は、オープン年ということもあり、8万547人と多く、12年度はオープンの好影響が続き6万5404人だった。13年度は5万3671人とやや減少したが、14年度は6万1212人と入園者数は順調に伸び、15年度は6万7953人だった。16年度は9万8440人と年間の入園者数としては過去最多となりこの年入園者総計40万人を突破。17年度も順調に推移し昨年12月には50万人を突破した。