県内の泡盛一堂に/第1回島酒フェスタ開幕
宮古からは3酒造所/沖縄セルラーパーク那覇
【那覇支社】県内46酒造所の泡盛が一堂に会する「第1回島酒フェスタ~夏を先取り!ゆかたでほろ酔い~」(主催・県、那覇市、県酒造組合)が14日、那覇市の沖縄セルラーパーク那覇で開幕した。15日まで。会場には41酒造所が出店ブースを設置し、宮古地区からは渡久山酒造と菊之露酒造、多良川の3酒造所が自社の泡盛をアピールした。
会場では、各酒造所の泡盛を何度でも試飲でき、気に入った酒は購入できる。泡盛の銘柄当てクイズや秘蔵古酒オークション、古酒抽選会、泡盛の応援歌「盛り泡ろう!」を作詞作曲した八重山出身の人気バンド「きいやま商店」のライブなどの多彩なイベントが催される。
そのほか、泡盛の専門家が水割りや炭酸割りなど、飲みやすい割り方を解説する。県内の飲食店による屋台ブースでは、泡盛に合うつまみなどの販売もある。
同日午前のオープニングセレモニーで、県酒造組合の玉那覇美佐子会長は「琉球泡盛は、600年の歴史を持つ日本最古の蒸留酒。沖縄の誇りとして未来につなげるよう県民と共に泡盛業界も歩んで行きたい」とあいさつした。
翁長雄志知事(代読・謝花喜一郎副知事)は「県民や観光客の皆さんには、各酒造所の自慢の泡盛を飲み比べ、泡盛の魅力を感じてほしい」と多くの来場を呼び掛けた。
また、東京農業大学の小泉武夫名誉教授が来賓として祝辞を述べ、泡盛を海外へ輸出するプロジェクトの開始を宣言した。
続いて、玉那覇会長や謝花副知事、城間幹子那覇市長、同組合の砂川英之青年部長(多良川専務)ら10人による樽酒の鏡割りが行われ、内閣総理大臣補佐官の宮腰光寛氏の音頭で乾杯した。
同フェスタでは、入場料として「試飲チケット1日券」を2000円で販売する。浴衣を着た来場者には粗品をプレゼントする。