トライ大会まで1週間/歓迎ゲートお目見え
スイムコース変更、2周回へ
第34回全日本トライアスロン宮古島大会は22日の開催まで1週間に迫った。大会には16の国・地域107人の外国人を含む1700人の選手が出場を予定。スイム3㌔、バイク157㌔、ラン42・195㌔の計202・195㌔に挑む。コース沿いには応援幕、開会式・表彰式が行われるJTAドーム宮古島の出入口には「歓迎ゲート」が設置された。今回からスイムの発着点が変更され、それに伴いコースも変わり従来の1周回から2周回になる。
大会は午前7時から下地与那覇前浜でのスイムでスタート。バイクは三つの大橋(池間、伊良部、来間)を渡り島を約1周半し、ランは市陸上競技場付設マラソンコースで実施する。
レースは前回総合優勝のキャメロン・ブラウン(ニュージーランド)や同2位のサイモン・ヤン(ドイツ)らを中心とする外国人招待選手と日本人選手との優勝争い。
前回大会は総合6位までを外国人選手が独占しており、日本人選手の巻き返しなるか注目される。
最近は地元を含む県勢がめきめきと力をつけてきており、上位入賞への期待がかかる。
女子は前回1位の鷲津奈緒美(神奈川県)、同3位の一本松静香(東京都)が出場を予定しており、国内選手を軸にトップ争いが展開されそうだ。
スイムコースは、ゴール地点が砂の流出で岩が露出し競技に影響を与えていることから、来間大橋側に移動し、1周1・5㌔を2周回する。
大会事務局では沖で泳ぐ時間が短縮され監視エリアも縮小されることから、安全面がより一層確保されるとしている。
また、ドローンでの空撮が増えていることから、マスコミには撮影場所や時間を明記した「報告書」を事前に提出してもらうほか、一般市民にも規制事項の告知やスタート前のアナウンスで呼び掛けをして事故防止に努める。
前回大会ではライフセイバーのボランティア確保が課題だったが、今回は県内外からの応援を得て、選手の安全面に万全を期す。