美しい庭園にため息/市民運動グリーン部会
「緑の街角賞」見学会
宮古島市民運動実践協議会グリーン部会(友利吉博部会長)は15日、緑の街角賞で入賞した庭園の見学会を実施した。あいにくの雨の中、市民ら約30人が参加。家族で庭造りを楽しんでいる人たちから剪定技術や樹木の配置などを聞き、庭造りの楽しさを再発見した様子だった。
同部会の友利部会長が解説役を務め、緑の街角賞や植栽努力賞、緑の生け垣賞、植栽美化賞に輝いた5軒の庭園をバスで巡った。
このうち、2006年に緑の街角賞を受賞した佐和田恵栄さん(伊良部佐和田)の庭園は、ホルトノキやクロキが豊かな枝や葉を広げており、手入れが行き届いていることが伺える。
また、大小の石が施され和風の庭を表現。友利部会長は「木は成長していくが、石は庭造りを始めた時の思いがいつまでも残る」と佐和田さんの庭造りへの思いを代弁した。
佐和田さんは、2008年度沖縄都市緑化祭で自宅の庭園を美しく手入れし、道行く人や訪れる人たちを楽しませているとして県造園建設業協会長も受賞している。
友人を誘って参加したという女性は「普段は道路沿いに見ているが、実際に自宅に入って庭園を見ることできるのが見学会の良いところ。手入れをしている人の気持ちが伝わってくる。自分の庭造りの参考にしたい」と話した。