3教科で学力テスト/宮古は1000人が挑む
小6、中3対象に文科省
小学6年と中学3年を対象とした文部科学省の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が17日、一斉に行われた。宮古島市では小学6年生518人、中学3年生499人の計1017人を対象に実施された。同調査は全員参加方式で、全国では国公立全校と私立校の半数を合わせた約2万9700校の約213万人が受けた。
今回の科目は国語、算数・数学と、3年に1回行う理科の3教科。国語と算数・数学は、基礎的な知識を問うA問題と活用力を試すB問題がある。
学習意欲や生活習慣などを尋ねるアンケートも行う。文科省は例年より約1カ月早い7月末をめどに、都道府県別の正答率などを公表する。
5月には、来年度から中3に導入する英語の予備調査も一部の学校で実施する。問題や解答は後日公開するが、結果は公表しない。
現行のテストは2007年に始まった。東日本大震災の影響で年度は中止となったため、今回が11回目。理科は3回目となる。
17年度の宮古島市の結果は、小学校は4教科平均で62・3%と全国平均64・2%との差は1・9ポイントでほぼ全国水準となっている。
中学校の4教科平均は61・3%で全国平均の65・6%を4・3ポイント下回っているが、県全体では全国との差を5ポイント以内に抑えようと取り組んできたことから、その目標は達成できているとしている。