吉本興業の大﨑社長へ感謝状/県観光の発展に貢献
【那覇支社】県の観光に顕著な功績があった個人や団体を表彰する県観光功労者表彰感謝状の贈呈式が18日、県庁で行われた。国際映画祭などを通じた貢献を評価し、吉本興業の大﨑洋社長に富川盛武副知事から感謝状が手渡された。大﨑氏は2011年に県の「美ら島沖縄大使」にも就任している。
県は、吉本興業が主催し今年で10回目となる沖縄国際映画祭について、観光客数が少ない時期の開催により、入域客の平準化に寄与していると高く評価している。観客動員数も30万人を超えるなど、地域活性化に貢献していることも考慮した。
大﨑社長は「映画祭を始めて10年間、無我夢中でやってきた。全社員でいただいたものだと思っている。より一層みんなで頑張り、県の方々と手を取り合って、明るく楽しい沖縄を世界中に発信していきたい」と意気込みを話した。
富川副知事は「国際映画祭をはじめ、劇場や学校を造っていただき、沖縄の発展につながっている。観光客の誘引だけではなく、沖縄のグレードを上げていくという意味で、多大な功績を残された」と感謝を述べた。
同感謝状は、観光客誘致や観光資源の保護など、沖縄観光に顕著な功績のあった個人・団体を表彰するもので、1983年より実施。大﨑社長を含め、これまで28個人、54団体に感謝状が贈られている。
今年で10回目となる沖縄国際映画祭は、19~22日の日程で、県内13カ所の会場で開催される。