速報・第34回全日本トライアスロン宮古島大会
ブラウン逆転で2連覇 /女子は鷲津選手が4度目
第34回全日本トライアスロン宮古島大会は22日午前7時、最初の種目スイム(3㌔)で幕を開け、バイク(157㌔)、ラン(42・195㌔)の3種目(総距離202・195㌔)で熱戦を繰り広げ、昨年ニュージーランドから初出場で優勝したキャメロン・ブラウン(44)が7時間52分6秒で2連覇を飾った。2位は31、32回大会優勝の戸原開人(29)=神奈川。スイム、バイクで断トツ1位だったサイモン・ヤン(31)=ドイツ=は、ランの後半で逆転され3位だった。女子も鷲津奈緒美(34)=神奈川=が9時間10分42秒で2連覇し、通算4回目の頂点に立った。
スイム競技は、波の高さは1・5㍍。心配された天候も回復し、スタート直前には雲間から朝日が見えた。
与那覇前浜ビーチには、白や黄のスイムキャップと黒のウエットスーツを着た選手が集結。互いに健闘を誓い
合うとともに全員で「エイエイオー、エイエイオー」と雄叫びを上げて気合いを入れた。
選手たちは午前7時、大会長下地敏彦市長のピストルの合図で一斉に海に駆け込み、水しぶきを上げながら沖へ向かった。
スイムコースは今大会から、ゴール地点を来間大橋側に移動。従来までの1周回3㌔から、1・5㌔の距離を2周回するコースに変更されたが、大きなトラブルは見られなかった。
スイム出場者数は1572人(男子1382人、女子190人)。スイムリタイアは10人。