ブラウンに大会長杯/トライアスロン表彰式
鷲津、4度目の頂点/強人の証し掲げ笑顔
22日に開催された第34回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市ほか)の閉会式・ふれあいパーティーが23日、JTAドーム宮古島で開かれた。大会2連覇を達成したキャメロン・ブラウン選手(45)=ニュージーランド、女子の部2連覇で女子最多4度目の優勝を果たした鷲津奈緒美選手(34)=神奈川県=に大会長杯などが贈られた。大会長の下地敏彦市長は「また来年、宮古島で待っています」と次回大会への参加を呼び掛けた。
表彰式では総合優勝のブラウン選手と女子優勝の鷲津選手には優勝盾と大会長杯、県知事杯、日本トライアスロン連合杯や副賞として航空券などが贈られたほか、ブラウン選手は内閣総理大臣杯、鷲津選手は沖縄及び北方対策担当大臣杯も受け取った。
総合2位の戸原開人選手(29)=神奈川県=と女子2位のジュリア・マイ選手(38)=ドイツ=には準優勝盾と副賞、総合3位のサイモン・ヤン選手(31)=ドイツ=と女子3位の西岡真紀選手(26)=和歌山県=には3位盾と副賞が、総合、女子の4位から10位までの選手には入賞盾が贈られた。
各種賞として男女年代別の上位3位、各種目の男女1位、県内男女1位、宮古男女1位、最高齢男女が表彰を受けた。
大会長あいさつで下地市長は、長丁場の競技に挑んだ選手をねぎらい、完走者に向けては「己の能力の全てを発揮してゴールに入った瞬間の気持ちは何事にも負けない満足感があったと思う」と語った。残念ながら完走できなかった選手に対しては「もう一度鍛え直して、また宮古島の大会をチャレンジしに来て、能力、実力を存分に発揮してもらいたい」と呼び掛けた。
また今大会が参加した選手や多くのボランティア、市民の支えにより無事、終了することができたとの考えを示した上で、選手らに「ぜひ、また来年、この宮古島で皆さんのことを待っている」と語った。
今大会には男子1382人、女子190人の計1572人が出場。完走者は1270人で完走率は80・8%だった。