手術で腫瘍を摘出/翁長知事
退院は4~5週間後か
【那覇支社】翁長雄志知事が膵臓(すいぞう)にできた腫瘍の摘出手術を受けたことについて23日、富川盛武、謝花喜一郎両副知事は県庁で会見を開き、手術で腫瘍の摘出に成功したと発表した。県は、退院までの期間を「通常であれば4~5週間程度」と見込んでいる。
翁長知事は10日の会見で、膵臓に2~3㌢の腫瘍が見つかったことを明らかにしていた。両副知事によると、翁長知事の手術は浦添市の病院で21日に行われ、腫瘍を摘出した。腫瘍が良性か悪性かを判別する検査には1~2週間かかるといい、放射線治療などの必要性は、その結果を受けて医師が判断する。
両副知事によると、翁長知事は手術の翌日からリハビリを行い、「一日も早く公務に復帰するためリハビリに取り組み、県民の皆様に元気な姿を見せたい」と話しているという。
公務復帰の目処については、富川副知事が「病院との相談、状況による。それを見極めて復帰できるよう取り組んでいきたい」と述べるにとどめた。
池田竹州知事公室長は「知事が事務処理を有効に指揮監督できる状況にある。知事の決裁が必要なものは、両副知事が代決することで十分対応可能だ」として、職務代理を置く必要はないとの見解を示した。