ブラウン「特別な勝利」/トライ上位入賞者共同会見
鷲津は5度目Vに意欲
第34回全日本トライアスロン宮古島大会の上位入賞者8人による共同会見が23日、JTAドーム宮古島で行われた。2大会連続総合優勝のキャメロン・ブラウン(45)=ニュージーランド=は「特別なレースで勝てて良かった」と話し、女子の部で優勝した鷲津奈緒美(34)=神奈川=は、男女通じて最多となる5度目の優勝に意欲を見せた。
会見にはブラウン、鷲津のほか、総合部門で2位に入った戸原開人(29)=神奈川、3位に入賞したサイモン・ヤン(31)=ドイツ、4位のダミアン・コリンズ(28)=オーストラリア、初ロングで5位の小嶋岳(22)=栃木、6位の菅沼伸哉(35)=沖縄=らが出席した。女子は2大会連続2位のジュリア・マイ(38)=ドイツ。
ランで逆転し、総合優勝を飾ったブラウンは「暑くて湿度が高かったが、ランで抜くことができた。苦しいレースだったが勝ててうれしい」と振り返り、「特別な試合だった」と大会連覇の喜びをかみしめた。
女子の部で、史上最多4度目の優勝を達成した鷲津は「体調が悪くて、どこでやめるかまで考えた」と明かし、「4度目の優勝はうれしいけど、したかったレースができずに残念。来年は納得のレースをして最多優勝を狙う」と話した。
戸原は「大会3度目の優勝に向けて頑張りたい」と宣言。ランで逆転を許したヤンは「抜かれても気持ちを切り替えて3位になれて満足している」と話した。
コリンズは「全体的に良いレースになった」と納得の様子。小嶋も「イメージ通りのレースになった」と笑顔だった。菅沼は「折れそうな気持ちをランで立て直せた。満足している」と話すとともに、次大会でのさらなる成長を誓った。
女子のマイは「自分のキャリアの中で最も苦しいレースだった。その中で2位に入れたという結果に満足している」と語った。