元プロ野球4選手が指導/JA全農協賛で野球教室
【那覇支社】プロ野球の元選手が野球の技術を教える少年野球教室が21日、沖縄セルラースタジアム那覇で開かれた。子どもたちは元プロ野球選手から直接指導を受け、真剣な表情で実戦練習に取り組んだ。
この野球教室は、王貞治氏が理事長を務める世界少年野球推進財団(WCBF)の主催で、全国農業協同組合連合会(JA全農)が特別協賛している。1993年から毎年全国各地で開催し、今年で26年目を迎える。県内での開催は2008年の糸満市に続き2回目。
同日は、那覇市スポーツ少年団に所属する少年野球チームの小学生約200人が参加。西崎幸広氏(元日本ハム)や里崎智也氏(元ロッテ)、柴原洋氏(元ソフトバンク)、本間満氏(同)の4人がコーチを務めた。
小学生たちは、投手や捕手、内野手などの各ポジションに分かれ、捕球や送球などの技術を学んだ。投手を指導した西崎さんは、基本的なボールの握り方や投球フォームを分かりやすく伝えていた。
また、内野手のグループを担当した柴原さんはゴロの処理について、「しっかり腰を落としてボールを取って、ステップを付けて投げよう」などとアドバイスを送った。
このほか、トレーナーによる指導者講習や、管理栄養士による保護者を対象にした栄養学教室も行われた。