宮古在住者がはしかに感染
市会見 予防接種呼び掛け
県は26日、宮古島市在住の30代男性がはしかに感染したと発表した。同日、下地敏彦市長は市役所平良庁舎で緊急の会見を開き、感染拡大防止に向け不要不急の外出を控えるとともに、早めの予防接種を呼び掛けた。宮古ではしかの感染が確認されたのは2009年以来9年ぶり。県内でははしかが流行しており患者数は26日までに71人となっている。
県によると、男性は今月11日から13日まで沖縄本島に滞在していた。宮古島に戻った後の20日に発熱。25日に医療機関を受診したところはしかと診断された。現在は宮古島市内の医療機関で治療を受けているという
市によると、男性と接触した人には宮古保健所が連絡し健康観察を依頼したという。
はしかは感染力が非常に強く、15歳未満の小児が感染すると肺炎や中耳炎、脳炎などの合併症を起こすことがある。
会見で下地市長は、生後6カ月から12カ月未満の乳幼児に公費での予防接種を行っていることを強調。そのほかの子供たちの保護者にも積極的に予防接種を受けるよう呼び掛けた。
また、大人には指定医療機関8カ所を公表し「連絡してから予防接種を受けてほしい」と話した。
大人対象の予防接種が受けられる医療機関は次の通り。(カッコ内は電話番号)
いけむら小児科(73・4970)▽いしみねクリニック(75・5878)▽うむやすみゃあす・ん診療所(73・3854)▽城辺中央クリニック(77・4693)▽下地診療所(74・7878)▽砂川内科医院(73・0037)▽宮古島徳洲会病院(73・1100)▽ひが小児科(73・1477)-。