社会・全般
2018年5月1日(火)8:58
伊良部 ミヤコニイニイ
本格的に鳴き始め
初夏を告げるミヤコニイニイ(セミ科)が30日、伊良部で本格的に鳴き出した。全体が樹皮に似た保護色で、最も好む在来種のモクタチバナ(ヤブコウジ科)の樹皮とそっくり。宮古諸島固有種。
伊良部の特に佐良浜地域の畑と畑の境にはモクタチバナが多く育てられている。この植物は常緑性の低木で数多いセミが幹の周りでしがみつくようにして鳴いていた。
ミヤコニイニイ 「シィー、シィー」と鳴く。全長3・5㌢前後の小型のセミ。個体数が多い時期は、5~7月とされる。幼虫は土の中で4年ほど暮らし成虫になるという。