社会・全般
2018年5月1日(火)8:56
漲水バースに初接岸/暫定供用、5万㌧級に対応
大型クルーズ船
平良港の第2、第3埠頭(ふとう)の間を埋め立てて造成した漲水地区のバースに30日、5万㌧級のクルーズ船が初めて接岸した。
入港したのは「スーパースタージェミナイ」号。5万764㌧の船で、外国人の乗客1745人を乗せて午前7時ごろ港に入った。
午前9時ごろには下崎埠頭に「スーパースターアクエリアス」号(5万1309㌧)が入港し、平良港内に2隻の大型クルーズ船が同時に接岸した。パイナガマビーチなどからは2隻並んだ大型クルーズ船を見ることができた。
漲水バースは、同地区複合一貫輸送ターミナル事業で新設。昨年12月に岸壁295㍍の暫定供用を開始しており、1万㌧級の貨物船や5万㌧級のクルーズ船の利用が可能になった。最終的には岸壁を440㍍まで延ばし、11万㌧級のクルーズ船接岸にも対応する。
同事業は、埠頭機能の再編・強化を目的に2012年度に着手した。大型船の離接岸を比較的容易にするほか、効率的な荷役作業を可能にする。岸壁の耐震も強化し、緊急物資のスムーズな輸送の実現を図る。