伊良部漁協あす引っ越し
海業支援施設が完成
伊良部漁協施設は昨年、老朽化が著しく補修も困難として撤去され、その跡地に宮古島市が建設を進めていた伊良部漁協地区海業(うみぎょう)支援施設がこのほど完成した。
市の指定管理者制度に基づき管理を委託されている伊良部漁協は7日、現在業務を行っている市佐良浜スポーツセンターから新施設へ引っ越し、水産業の拠点となる業務を本格化させる。
今月中に国・県・市の関係者らを招き、落成式を行う予定。落成式の日は、市水産課と日程を調整した上で決定する。
新施設の総事業費は3億1959万円(国が3分の2負担、県と市が6分1ずつ負担)。鉄筋コンクリート2階建て、延べ床面積約999平方㍍。1階に魚介類販売の荷さばき施設、一次・二次加工室、海鮮料理専門の食堂、体験・魚食普及室、直売部を設けた。食堂は10日以降にオープン予定。
2階に漁協事務所と総会・研修・民泊などが利用できる漁業体験施設が設置されている。伊良部漁協の漢那一浩組合長は「海業支援施設が地域の活性化の起爆剤になる。これからは食堂のフル活用や新鮮な魚介類の販売サービスに積極的に取り組む」と決意を新たにしている。