牧志侑武(平良)が2冠/本社杯小・中学生卓球
女子は宮国悠乃V/31人出場し練習成果競う
宮古毎日新聞杯第20回全宮古小・中学生卓球大会(主催・宮古毎日新聞社、主管・宮古卓球連盟)が12日、宮古島市総合体育館で行われた。中学生の部では平良の牧志侑武(あつむ)が男子のシングルスとダブルスを制して2冠を達成、同女子シングルスは平良の宮国悠乃(はるの)が優勝した。小学生シングルスは宮古島ホープスの上地拓徳が頂点に立った。
大会には小、中学生31人が出場し、四つの部門に分かれて日ごろの練習の成果を競い合った。
中学2部門を制した牧志は持ち味の安定感を生かしてプレー。最後まで危なげない試合運びで宮古毎日杯のタイトルを手にした。シングルスは初、本村葵と組んだダブルスでは、前回に続き連覇(前回は兄の卓磨と出場)を飾っている。
牧志は「きょうはフォアがよく入ってくれたのが大きい。シングルスは初優勝なのでうれしい」と勝因と喜びを語った。2週間後のNHK杯に向けては「同じように2冠が取れるように頑張りたい」と話した。
中学女子シングルスを制した宮国は、県の新人大会を制している実力者。この日も強打と躍動感あふれるプレーで前回優勝の砂川風子らを退けた。
小学生の部にエントリーした児童も白熱したラリーを展開した。日ごろの練習の成果を生かしてプレーに集中し、ポイントを奪うと大きな声を出して気持ちを奮い立たせていた。
競技前の開会式では、宮古毎日新聞社の伊志嶺幹夫専務から宮古卓球連盟に協賛金が贈られた。児童生徒に伊志嶺専務は「宮古の卓球のレベルは高く、多くの人が皆さんのプレーに注目している。きょうは実力以上のプレーが出せるよう期待している」と述べた。
宮古卓球連盟の安谷屋満会長は協賛金に感謝した上で「大会を通して、男女とも一層のレベルアップを図ろう」と選手を激励した。
表彰式では宮古毎日新聞社の平良覚社長が「皆さんの実力は県内トップレベルにある。今後は全国のトップ選手を目指して頑張ってほしい。この中からオリンピックに出る選手が育つことを期待している」と話すとともに、日ごろから児童生徒の指導に当たる関係者に感謝を込めた。
結果は次の通り。
▼シングルス
【小学生】優勝=上地拓徳(宮古島ホープス)▽準優勝=砂川結海(同)
【中学男子】優勝=牧志侑武(平良)▽準優勝=本村凌(同)
【中学女子】宮国悠乃(平良)▽砂川藍衣(宮古島ホープス)
▼ダブルス
【中学生】優勝=本村葵・牧志侑武(平良)▽方祥人・下地匠己(宮古島ホープス)