練習使用料の軽減要請/下地島空港
バニラエアの五島社長
【那覇支社】下地島空港で実機訓練を行っている格安航空会社(LCC)バニラエアの五島勝也社長は14日、県庁に謝花喜一郎副知事を訪ね、同空港の練習使用料の引き下げを要請した。また、7月に成田-石垣線、那覇-石垣線を就航することも報告した。
要請で五島社長は、「下地島空港では去年の秋から3回訓練を行い、非常に効果が上がっているが、練習使用料の負担が大きい。以前からお願いしてきたが、ぜひ軽減の実現をお願いしたい」と述べた。
これに対して、謝花副知事は「元々、同空港はパイロット訓練の施設で、周辺残地を含めて活用を図っている。沖縄の自動車道(高速道路)では、運賃を下げても利用が増えたら運営は改善した部分があった。多く利用してもらうことで一定の収益が上がる。土木建築部にも、(要請を受けて)検討を指示している」と応じた。
また、五島社長は「成田-石垣線は料金が7000円代からになっている。那覇-石垣便は、一番安い運賃で3780円からで利便性も良い時間帯。帰省やちょっとした旅行、県庁の方々の業務用にも利用してほしい」とアピールした。
これに対しては、謝花副知事は謝意を示すとともに、「宮古の方もぜひ検討してほしい」と述べた。