こし、粘りに高評価/宮古島産の新ソバ試食会
宮古島産新ソバのお披露目会が15日、上野新里のファーマーズキッチン「あらだてぃ」であった。招待客40人が新ソバを食べ、宮古島産特有のこし、粘り、甘みを感じながら新鮮なソバの美味を堪能した。
宮古島穀物生産組合(新里五尾組合長)が主催して開いた。観光関連企業や市の職員を招待し、今年最初のソバを振る舞った。
招待客の皆さんは「おいしい」と言いながら新ソバに舌鼓を打った。下地敏彦市長は「いつも食べるソバよりこしがありしっかりしている。おいしい」と高く評価し、「キビの間作でできる作物。新しい品目として期待したい」と話した。
今年の宮古島産ソバは4月下旬に収穫を開始。6月の初めまで続くといい、今期は約25㌧の出荷を目指しているという。
新里組合長は「今年は良い栽培ができている。毎年コンスタントに出荷量を増やせているので、今後も頑張りたい」と一層の生産振興に意欲を見せた。
本土でソバの出荷が始まるのは早い産地でも9~10月。宮古島産は夏場に出せるという利点があり、引き合いも強いという。
宮古島産を取り扱う熊本製粉の内藤摂さんは「この時期に、良いものを、良い状態で、欲しい時に出せるのが大きい。フレッシュなソバを供給できるという点は強みになる」と話し、出荷量の増加を期待した。